人材派遣会社のコーディネーターという仕事

人材派遣会社では、人材コーディネーターが活躍しています。人材コーディネーターになるには、「キャリア・コンサルタント」という厚生労働省の資格をとるのがよいといいます。「キャリア・コンサルタント」とは、働く人が自分自身の適性や職務経歴、取得資格、などに応じて将来の就労の計画を立てることができるように、能力開発や職業選択などのアドバイスをするコンサルタントのことです。

人材派遣会社では、人材紹介事業をすすめるにあたって、求人と求職のミスマッチを防ぐために「紹介予定派遣」に取り組みようになっています。「紹介予定派遣」とは、最初に「派遣」の雇用形態で一定期間、企業で働いた後、働く人自身と企業の両方の希望が一致すれば正社員または契約社員の雇用に切り替わるというシステムです。 このような紹介事業の場合、特に、人材コーディネーターが活躍します。

人材派遣会社の紹介事業の拡大にとって、優れた人材コーディネーターの確保・養成が急務となっています。通常の派遣事業の際にも、働く人自身の希望や得意分野以外に少しスキルアップすれば働ける分野を提案するのも、人材コーディネーターの仕事です。働く人自身の「苦手意識」を分析し、苦手克服に向けたアドバイスをし、未経験の業務にも積極的にチャレンジしてもらえるようにするのです。

人材派遣会社の人材コーディネーターには、求人動向、企業のニーズの他に、公的資格のシステム、労働関係の法令、税金や社会保険・福利厚生にいたるまで、幅広い知識が必要とされます。スキルとしては、広い意味でのコミュニケーション能力、カウンセリングのスキルなどが要求されるようです。また、人材コーディネーター自身の職業経験、転職や資格取得などの経験が役立つことも多いようです。結婚・出産・子育てや離婚、失業など、人生のさまざまな節目の乗り切り方や職場のハラスメントに対する対応など、ふだんからよく研究しておくことも仕事に役立つようです。

人材派遣会社の人材コーディネーターは、派遣で働く人にとってはもっとも身近な存在であるだけに、人材派遣会社の「顔」ともいうべき存在で、就業先の企業の担当者との対外的な交渉の機会も少なくないといいます。人材派遣会社の人材コーディネーターの仕事は、一般的には激務といわれますが、多くの人材コーディネーターは仕事にやりがいを感じているといいます。

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